お酒って怖い
僕はあんまりお酒が強くない。
その日の体調にもよるが、大体7杯が限度量だ。
7杯を超えるとスマホの字がゆらゆら揺れて見えるようになる。
そうなると僕はお酒を止めるようにしている。
この前、久しぶりに会った高校時代の友達と飲んだ。
昔の話が盛り上がり、3時間が経った頃には多分7杯を超えた。
その日は調子も良く、気分も良かったのでいける気がした。
結局10杯くらい飲んで店を出た。
ふと終電の時間が気になり、スマホを開いた。
なんと字がタップダンスを踊っていた。
1字も理解できなかった。
自分が想像以上にくらっていることに驚くとともに、自覚したことによって一気に逆流してくるものを感じた。
僕は友達と歩きながら草むらを探した。
5分ほど歩いた先に草むらを発見し、盛大にマーライオンした。
僕のもんじゃ焼きは街灯に照らされ、綺麗だった。
リセットした僕に次に襲ってきたのは強烈な頭痛だった。
もう二度とお酒なんか飲まないと心に深く誓った。
しかし、その2日後僕は再びお酒を飲んでいた。
人間は学ばない生き物だと痛感した。
結論は路上や公園で寝ているほとんどの人の横にはストロングゼロのロング缶が置いてあるということだ。